失敗しないキッチンカー(移動販売車)選びのポイントは「安全性」

フードトラックを用意しよう
失敗しないキッチンカー(移動販売車)選びのポイントは「安全性」
理想のキッチンカーを実現するためには車の見た目にこだわることも大切ですが、それ以上に「キッチンカーとして長く使えるか」「車としてきちんと機能するのか」など、車の安全性に意識を向けることが重要。ここでは、キッチンカー選びの注意点やメンテナンスの重要性、また、どのような点に気を付けてメンテナンスをすれば良いかなど、キッチンカーを長く使うためのポイントを紹介します。

キッチンカー(移動販売車)選びがその後のトラブルを左右する

キッチンカーは単なる車ではなく、立派な店舗です。キッチンカーにトラブルが発生すると、満足に営業できないばかりか、故障してしまうとお店を続けることができなくなってしまいます。そのため、車選びの段階から先のことを考えることが大切です。

メンテナンスも考えてキッチンカー(移動販売車)を選ぶ

キッチンカーは、どうしても調理設備やデザインなどに意識が向きがちですが、「長く安全に動く車」であることが一番重要。メンテナンスまで考えてキッチンカーを選びましょう。

アフターフォローがしっかりした販売店で購入するのも良いですし、ある程度は車両整備の知識を身に付けておくと後々も役に立ちます。また、キッチンカーを開業するには車以外にもさまざまな初期費用がかかるため、なるべく購入費用を抑えたくなるのは当然ですが、「長く安全に乗れるか」も考えて購入しましょう。

ヴィンテージカーは状態をよく確認して

キッチンカーのデザインにこだわりたい人にとっては、ヴィンテージカーを改造するプランも魅力的ですよね。ただし、ヴィンテージカーは見た目がよくても車としての機能が不十分なケースや部品交換などの費用が高くつくこともあります。その点を考慮して、購入を考える場合はしっかりと状態を確認しましょう。

安すぎる中古車はかえって損をする可能性も

初期費用を抑えるために、安易に安い中古車を購入するのはおすすめしません。フードトラックはそもそも改造車であり、また車=走れば良いという考えから、安易に安い中古車を購入するのはNG。乗れなくなってしまっては本末転倒です。後々のメンテナンスのことを考えながら車両選びをしましょう。

こんな中古車には要注意!

中古車購入は、ポイントを押さえて車をチェックするのがおすすめ。

・走行距離
軽車両なら8万キロ以内、普通車両なら13万キロ以内を最低限の目安として選びましょう。また、型式が古いのに走行距離が極端に短い場合は、メーターが改ざんされている可能性もあるので注意が必要です。

・外見
キッチンカーは、複数の車のパーツを使って改造されていることがあります。その場合、見た目がおしゃれで機能的に改造されていても、車検に通らないこともあるので気を付けてください。

・足回りの劣化度合い
スタッドレスタイヤが付いていたり、車両下部がさびていたりする場合、そのキッチンカーは雪の降る地域で走っていた可能性が高いです。そのため、きれいに見えても実は劣化しているかもしれません。

・使用感
また、実際に走行したときに、使用感が気になる人もいます。これは、中古車に前オーナーの運転のクセが表れることがあるからです。具体的にはタイヤの減り方でハンドルが取られたり、エンジンの回り方に違和感があったりします。マニュアル車の場合は、クラッチのクセが残っていて運転しづらいと感じることも。中古車を選ぶときは外見のチェックだけでなく、試乗してみると良いでしょう。

メンテナンス不足のリスク

メンテナンスが行き届いていない車は、自分だけでなく他人も巻き込む危険性があります。それらのリスクを知り、一層メンテナンスへの意識を高めましょう。

走行できなければ営業できない

キッチンカーは、車が動かなければ営業ができません。車のトラブルなどで走行できないと、せっかく仕込んだ食材も、ムダになってしまいます。そればかりか、せっかく出店が決まっていたのにキャンセルをしてしまうことで信用損失につながることも。特に、県をまたいで移動するようなときには、タイヤやエンジンを入念にチェックしましょう。

他人を巻き込む可能性も

車のメンテナンス不足は自分だけでなく、最悪他人を巻き込む可能性もあります。車の調子が悪ければ、交通事故を起こすリスクも。また、火災や食中毒にも注意が必要です。

火を使う調理器具は扱い方によって火災の原因になり、衛生管理が行き届いていない調理場は食中毒をもたらします。問題なく走行するため車のメンテナンス、安全に食品を提供するための環境を整えることが大切です。

メンテナンスのポイント

キッチンカーには大きな機材を積むため、通常走行する場合に比べてベース車両への負担がかかっています。そのため、車検のときだけでなく、日頃から車体の状況をチェックし、メンテナンスを欠かさないことが大切です。

車検だけでは不十分!こまめなメンテナンスをしよう

キッチンカーのトラブルや故障を防ぐためには、簡単にできるメンテナンスを欠かさないことが重要。

例えば、エンジンを守り、安全に走行するためには、エンジンオイルの交換を定期的に行いましょう。交換の目安は3000キロ毎です。

また、タイミングベルトにも注意してください。タイミングベルトはエンジンが正しく動作するために必要なパーツ。走行距離9万キロ付近で交換するのが良いでしょう。さらに、2年に1回の車検時にバッテリー交換をすると安心です。

キッチン部分のメンテナンスも大切

キッチンカーを長く使うためには、車体だけでなくキッチン部分もきちんとメンテナンスしておかないと雨漏りや水漏れ、火災などの原因にもなり大変危険です。

特に、フライヤーなどの油汚れがつきやすい箇所は、定期的に汚れを落としましょう。また、消毒をきちんと行って、車内を清潔に保つことも大切。衛生管理をきちんとすることで、食中毒などのリスクを防げます。

【夏】注意すべきはオーバーヒート

オーバーヒートとはエンジン本体が熱くなりすぎて、エンジンが正常に動かなくなってしまうこと。冷却水の不足や漏れ、エンジンオイルの劣化などが原因で起こります。万が一、エンジンがオーバーヒートしてしまうと、エンジンの交換費用が高くついてしまいます。

気温の高い夏は炎天下で長時間営業することもあり、エンジンが熱くなりやすいです。オーバーヒートを防ぐためにも、水温計には特に注意を配りましょう。

【冬】凍結対策を

夏の間、ハードワークに耐えたバッテリーが冬にトラブルを起こすこともあります。バッテリーの状態をこまめに確認しましょう。

また、冬ならではの注意点は他にもあります。
タイヤの溝をチェックし、必要があれば交換を。もし雪道を走るのなら、冬用タイヤに切り替えてください。また、ヘッドライトのランプ切れや、ワイパーの状態も問題ないか確認しましょう。

長く乗れる安全な車を選び、メンテナンスにも力を入れて

キッチンカーはお店の顔であり、オーナーにとっては相棒とも呼べる大切な存在です。長く乗るためには、安全に走行できる車を選んで、こまめなメンテナンスをしましょう。

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