キッチンカー(フードトラック)の内装はどう決める?抑えるべきポイントとは

フードトラックを用意しよう
キッチンカー(フードトラック)の内装はどう決める?抑えるべきポイントとは
キッチンカーの内装部分は、飲食店での厨房や接客スペースと同じで「個性」が出る場所でもあります。どのような内装が「働きやすいのか」また「接客しやすいのか」と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。利便性だけでなく、保健所の許可を得るための設備など、内装を決める上での重要なポイントをご紹介します。

基本的なキッチンカー(フードトラック)の内装

キッチンカーの内装といっても「何をどうすればいいのか」「どんなことに注意するべきなのか」悩んでしまいます。長い時間を過ごす場所となるため、快適に働ける空間にしなければなりません。まずは基本的なキッチンカーの内装についてご紹介します。

作業効率や衛生面を考慮して、滑りにくく掃除しやすい床であることが大切です。特に気温が高くなる夏場は、火器を扱う車内の暑さは危険です。床板を貼る前に断熱材を使用して暑さ対策をしましょう。また、火器を使用するため防炎素材を使用すると安心です。

壁&天井

床と同様に、夏の暑さ対策として壁と天井にも断熱材を使用しましょう。保健所のチェック項目として換気扇の設置が含まれています。壁か天井に設置できる場所を確保するのも忘れずに。衛生面を考えて掃除しやすい素材や、狭い車内で火器を扱うため防炎素材を使用するのもおすすめです。

窓&扉

キッチンカーにとって窓は調理の様子が見えたり、商品の受け渡しなどでお客様と接する重要な場所となります。また、キッチンカーという狭い室内に開放感を与える役割もあります。また車検のときに設備を出し入れしなければならない車の場合は、扉を観音開きにすると便利です。

窓や扉には跳ね上げタイプや窓タイプ、シャッタータイプなど種類があるため、販売スタイルに合ったタイプを選ぶのがポイント。

設備&機器

キッチンカーには、冷蔵庫や冷凍庫、シンク、調理用機器、作業台など扱う商材によって必要な設備が異なります。狭い空間でも作業しやすい高さや動きやすい動線を考えて配置する必要があります。

実際に手元に車がある場合は、設置場所を想定して動いてみるとイメージしやすくなります。完成してから作業のしづらさを感じることのないよう、しっかりシュミレーションして決めましょう。

カウンター

一時的な置き場所や梱包、材料のカット、レジなどさまざまな作業台としてカウンターが役に立ちます。キッチンカーでは長時間作業をするため、足腰に負担のかからない高さにしましょう。腰を曲げるような高さでは、体に負担がかかり長時間作業するのが困難になります。

収納

テイクアウトが基本となるキッチンカーでは、包材を収納する場所の確保も重要になります。扉が付いた収納場所ならホコリを防いで衛生的です。あまりにも取り出しにくい場所では、作業しにくいだけでなく腰や肩など体に負担がかかります。長時間作業するため、負担がかからず作業しやすい場所を選びましょう。

営業許可とキッチンカー(フードトラック)の内装

食品販売をする場合には、保健所での営業許可が必須です。内装に関するチェック項目などは各都道府県によって異なるなため、営業を考えている地域の保健所で確認しておくと、完成後に修正するなどのトラブルを防ぐことができます。

保健所の主なチェック項目

・運転席部分と調理販売スペースが完全に仕切られている
・給水・排水タンクの容量
・シンクの数
・販売開口部分のサッシの有無
・収納ケースの有無
・換気扇の有無
・床や壁などの材質  など

その他にも、手洗い用と洗浄用のシンクが2か所必要だったり、アルコールスプレーや手洗い石鹸の設置、冷蔵庫や冷凍庫の設置など、営業する地域の保健所によって違いがあります。

車検を考えた内装作り

キッチンカーの場合、陸運局にトラックか加工車のどちらで登録しているかで車検の通し方が違います。

加工車(キッチンカー)として登録されている場合はそのまま車検に通すことができますが、トラックとして登録している場合は荷台を空っぽにする必要があります。

魅せる内装で差別化を

保健所のチェック項目をクリアできる内装が完成したら、照明などを使って装飾するとお店の雰囲気や個性をアピールできます。他のお店との差別化を図るためにも、内装は大切なポイントになります。

調理している姿を見せたり、接客スペースにサンプルや個性的なメニューを置くための魅せる内装と、作業のしやすさや効率などの利便性を兼ね備えた内装を考えましょう。

商材やスタッフ人数もキッチンカー(フードトラック)の内装を決めるポイント

扱う商材や食品、スタッフ人数によっても必要設備やスペースの取り方が違うため、何を売るか、何人で作業するのかも大切なポイントになります。

商材や食材でも内装は異なる

開業する商材や食品によっては必要な設備やレイアウトが異なるため、限られたスペースを有効に活用でき快適な空間となるように考える必要があります。どんな商材や食品を扱うのかを決めてから内装を考えると失敗しにくくなるでしょう。

キッチンカーの魅力は、その場で調理した出来たてアツアツの料理をテイクアウトできることです。そのため、調理用の機材や調理スペース、食材を保管するための冷蔵庫が必要になります。限られたスペース内でも、取り出しやすく動きの邪魔にならないようにしましょう。

また、火器を使用するため、換気や車内の温度が上がりすぎないよう、換気扇の設置場所も考慮する必要があります。

スタッフの人数も内装を決めるポイントに

調理から接客までを1人でこなすのか、接客だけでもスタッフが必要なのかなど、働く人数によってもスペースの確保を考えなければなりません。限られたスペースの中で働きやすさや安全性を考慮した内装が必要になります。

困った時はプロに相談

内装が決まらないなど、どうしようか迷ったときはプロの制作会社に相談するのもひとつの方法です。イメージやコンセプトを基に内装を依頼するほか、自作できない部分を依頼するなど方法はさまざまです。製作会社によっては保健所の許可申請までお願いできることも。

株式会社MellowのSHOP STOPでは、内装の相談だけでなく、お店のプランニングから申請などの事務手続き、出店場所の選定と、初めての出店でも安心して準備できるようサポートをしてくれます。

インスタで見るキッチンカー(フードトラック)の内装例

内装に悩んだら、インスタグラムに投稿される人気のキッチンカーからヒントを得ることも。ここではそんなキッチンカーの内容事例をご紹介。ピンとくるものがあれば、自分らしくアレンジしてみてはいかがでしょうか。

実店舗のあるキッチンカー(フードトラック)

軽トラを利用したキッチンカーで、接客スペースは小さ目ですが脚立を使ってメニューやお店の紹介をしています。カウンターにはお店のSNSやブログの紹介をし、待っている時間に手を伸ばしやすい工夫がされています。

オープンキッチンスタイル

接客部分がオープンになっているので、調理の様子や内装をすべて見通すことができるキッチンカー。まるで固定店舗のように統一された装飾がポイントです。省スペースでも開放感があり、待っている間にパフォーマンスが楽しめるのも魅力の一つ。

本格的装備のキッチンカー(フードトラック)

ピザ用の薪窯が設置されているキッチンカー。設備によっては、手軽に本格的な料理をテイクアウトできるのもこの事業の魅力です。限られたスペースでも、工夫次第でお店のような本格的な装備を揃えることができます。

キッチンカー(フードトラック)は内装も大切。オリジナリティを出して差別化を

キッチンカーの内装は、いかに効率よく作業できる場所として機能させるかが大切です。衛生面や作業効率、体に負担のかからない内装であることが、キッチンカーを長く続けるために必要といえるでしょう。
また、同時にお客さんの目を引きつけるというアイテムとしても重要な役割を果たします。
自分の目指すコンセプトやイメージを大切に、個性的な内装で他店との差別化を図れるキッチンカーを目指しましょう。