かき氷のキッチンカー(フードトラック)は儲かる?手順とコツ

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かき氷のキッチンカー(フードトラック)は儲かる?手順とコツ
夏になると必ず見るのがかき氷のキッチンカー。ローコストに見え、自分も始めてみたいと思う人もいらっしゃるでしょう。一方で、キッチンカーの始め方やキッチンカーにかかるコストなどが複雑で不明点が多いことから、不安に感じ一歩が踏み出せない人も多いのでは?かき氷のキッチンカーの始め方など詳しく紹介していきます。

かき氷のキッチンカー(フードトラック)

キッチンカーがかき氷を販売しているのを1度は見かけたことがあるでしょう。かき氷なら、料理に自信がない人でも始めやすく、あまり費用がかからないイメージを持つ人も多いはず。実際のところはどうなのでしょうか?

かき氷は10〜20代を中心に人気の軽食

「かき氷」と聞くと、日本人ならいちごやメロンなどのシロップをかけたものをイメージするでしょう。ですが近年はそういった昔ながらのかき氷のイメージを一新したようなかき氷が「おしゃれスイーツ」として若い女性を中心に流行しています。

濃厚なジャムのようなシロップや、生クリームをかけたものなどがあり、見た目も華やかでインパクトがあるかき氷はまさに「スイーツ」そのもの。中には1,000円程度するかき氷もあります。

そういった背景から、かき氷への期待値、ニーズは増えています。キッチンカーで販売する際も一工夫が感じられるような、おしゃれで凝ったかき氷をメニューに加えれば、10〜20代を中心に人気になる可能性は十分にあるでしょう。

かき氷はお祭りの屋台メニューの中でも原価率の低さはトップクラス

かき氷に必要なのは氷とシロップ、紙カップ類のみなので、こだわりを持ちすぎなければ非常に原価を抑えることができます。実際にTBS系バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』の「原価率が最も低い食べ物かき氷説」という企画にて、専門家から「かき氷は2番目に原価が低い食べ物」として紹介されていました。

加えて、オーソドックスなかき氷であれば誰が作っても同じような味になるので、お客さんの満足度が一定値を期待できるのも特徴でしょう。

日本人が慣れ親しんだものなので、あまり抵抗なく購入してもらえて、さらに原価を抑えることができるのが、かき氷販売のメリットです。

大切なのは【場所・時間帯や天候・客層】

かき氷の販売場所は集客が見込める屋外イベント会場付近、ショッピングモール内、広い公園、観光スポットなどが良いでしょう。

注意したいのは「時間帯」と「天候」です。かき氷は冷たさが売りの商品なので、日中の暑い時間帯に多く売れる傾向があります。(お祭りやイベント時は別)そして、かき氷はその日の天気によって売上数が激変しやすいのが特徴です。雨や寒い日は全くと言っていいほど売れないこともあるでしょう。

このように、【販売する場所・時間帯・天候】などをよく吟味しながら、ターゲットとなる客層を絞り、「どう売るか?」を決めることが非常に重要です。

例えば、

・若年層が集まるイベント→トレンドで写真に映える「シェイブアイス」を売る
・子供連れがターゲットなら大型公園で日中の土日に「シロップかけ放題」で売る

などです。

キッチンカー(フードトラック)を始めるために必要なこと

キッチンカーは手軽にできるイメージがありますが、実は必要な手続きや資格がいくつかあります。これらをしっかりと取得しておかないと法律違反となってしまうので注意して下さい。基本的な準備についてチェックしていきましょう。

必要な許可や資格は?

キッチンカーでかき氷の販売を始めるには、事前準備が必要です。

①保健所で開業届を出す
キッチンカーでの食品販売は基本的に「個人事業主」扱いになります。そのため、後の経費の処理なども考慮して、まず税務署に「開業届」を提出します。

②食品営業の許可を得る
開業届とは別に、今度は保健所から食品営業許可を受けなければなりません。食品を売る上で、衛生面や排水、排気などの機能面などが十分かどうかのチェックが行われます。

キッチンカーでの食品販売の営業許可には、「食品営業自動車」と「食品移動自動車」の2種類がありますが、かき氷販売であれば調理が可能な「食品営業自動車」での許可を取得すると良いでしょう。

営業許可は各都道府県ごとに取らなければいけないので、販売エリアには注意が必要です。

③食品衛生責任者の資格を取得する
講習を受ければ調理師免許などがなくても食品販売が可能です。

⑤その他の許可
自動車免許取得はもちろん、販売場所によって
・道路使用許可
・私有地のオーナー、施設の管理会社などの許可が必要です。

キッチンカー(フードトラック)を用意する

何より1番気になるのがこのキッチンカーの手配についてでしょう。キッチンカーを入手するには大きく分けて

①未架装新車
②未架装中古車
③架装済み新車
④架装済み中古車
⑤レンタル 

の5つの方法があります。

あまりキッチンの環境にこだわりがないのであれば、新車、中古車に関わらずキッチン部分がすでに架装されているものがおすすめです。

また、レンタルは自分で自動車を購入するのに比べて、資金が少なくてもすぐに出店できるメリットがあります。レンタルには1ヶ月5〜6万ほどのプランがあるのでまずはとにかく始めてみたい人に最適です。

フード(かき氷)の用意をする

開業の準備が整ったら、食品の準備も本格的に行っていきます。かき氷を作るのにまず欠かせないのが「かき氷機」です。かき氷機にはブロック氷用とキューブ氷用があります。自分がどういった氷を用意するかで機械を選ぶようにしましょう。

最近は天然氷を使用している販売者もいますが、天然氷は入手が難しく値段も高い特徴があります。ですが本格派のかき氷を提供したいのであれば利用してみるのも良いかもしれません。

かき氷機は、手動より電動が楽で効率良くたくさん販売できます。そして大きめのクーラーボックスもあるとなお良いでしょう。

こういった機械類はレンタル業者から借りることも可能です。機械だけでなく氷や紙カップなども付くので非常に便利ではあるものの、レンタルできる期間は数日のものが多いです。

他の食品からキッチンカーでの販売をスタートしている場合には、かき氷販売はレンタルで数日から開始して様子を見るのが良いでしょう。

キッチンカー(フードトラック)で効率よくかき氷を売るコツ

せっかくキッチンカーを用意して事業がスタートできたとしても、売り方のコツを掴まないとなかなか利益に繋がりません。最後に、かき氷を販売するにあたって意識したい販売・集客に関する最低限のコツを簡単に紹介します。

最適なシーズンを選ぶ

かき氷は、夏のシーズンが最もよく売れます。ですが最近は温暖化により、7月より前でも売れる傾向があります。真夏をすぎても、その日の気温が30度を超えると販売率が良くなるので季節よりも天候や気温を重視する必要があるでしょう。

とは言ってもやはり冬の時期の販売は望ましくありません。かき氷はすぐ食べる必要があるため移動販売に適していますが野外で食べることが多い分、寒いシーズンは全く売り上げが見込めない商品です。なのでかき氷だけの販売なら、暑いシーズンのみ行うのが最適でしょう。

ホームページやブログ、SNSで事前告知

キッチンカーでの移動販売は、ある程度場所と出店する曜日などを決めておいて、まずは固定客をつくるのがポイントです。販売時間や販売日に規則性を持たせることで、近隣に住む人から認知してもらいやすくなるからです。

それができるようになったら次に意識したいのが「インターネット」の利用です。ホームページ作成をしてブログを更新したり、SNSでお店のアカウントを作ってみましょう。より多くの人に販売情報を届けることができます。インスタグラムやTwitterでアカウントを持っておくとお店へのファンがつく可能性もありますよ。

こういった情報発信は、イベントやお祭りなどで固定の場所以外に出店する際に事前に告知することで、来店客が増えるメリットもあります。

他のメニューも販売する

かき氷は季節系商品なので、1年中キッチンカーでの移動販売を行うつもりなら他のフードメニューは不可欠です。また夏場であっても、かき氷だけより他のメニューも組み合わせることでお客さんが増えやすいでしょう。

たこ焼きやクレープ、ケバブなどは常に人気の軽食なのでおすすめです。関西圏ではかき氷とわらび餅がセットで売られることが多いです。

かき氷をメインで売るなら、注文を受けてから調理にそれほど手間がかからず簡単に食べられるスナック系の食べ物と一緒にするのが良いでしょう。

かき氷のキッチンカー(フードトラック)は事前準備が大切

キッチンカーによる移動販売は固定店舗を持つ食品業よりも圧倒的に少ない資金で始めることができます。さらに場所や労働時間も自由に選べるなどたくさんの長所があります。特にかき氷の販売はローコスト。他のフードメニューに比べて仕込みなどに手間がかからない食べ物です。

しかし、定常的に出店する場所をを見つけることができれば別ですが、かき氷販売のキッチンカーで生計を立てることはかなりの困難が見込まれます。始めるならきちんとした準備や事業計画は必須です。ひとつの起業だと理解した上で始めましょう。
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