人気のローストビーフ丼をキッチンカー(フードトラック)で!開業するには

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人気のローストビーフ丼をキッチンカー(フードトラック)で!開業するには
ここ数年、お肉好きから注目されているのが、ご飯の上に薄くスライスした牛肉を乗せたローストビーフ丼。固定店舗だけでなく、ランチメニューを提供するキッチンカーでもローストビーフ丼が注目されています。そこで、人気のローストビーフ丼をキッチンカーで開業するために必要な、準備や資格などポイントをご紹介します。

キッチンカー(フードトラック)でローストビーフ丼を作るには

ローストビーフと言えば塊肉をシェフがスライスしてくれる場面を連想しますが、キッチンカーでローストビーフ丼を提供するためにはどのような準備が必要なのでしょうか。必要な設備や資格をご紹介します。

ローストビーフ丼を販売するキッチンカー(フードトラック)の条件

キッチンカーで開業するために必要なのが、ベースとなるキッチンカーです。どんなメニューでも開業する場合には、保健所の営業許可を取得したキッチンカーが必要です。
実際に営業販売をおこなう地域の保健所に申請し、シンクの数や給水・排水タンクの容量など、いくつかのチェック項目をクリアしなければなりません。
主なチェックポイント
・運転席と調理場が仕切られている
・充分な容量の給水・排水タンクが設置されている
・シンクンの大きさ・数が十分であるか
・収納場所は充分設置されてるか
・手洗い用石鹸・消毒薬は設置されているか
・換気扇は設置されているか
保健所のチェック項目や条件は、管轄する保健所によって異なるため、管轄の保健所によっては基準が異なるので、営業を考えている管轄の保健所に確認をとるのがおすすめです。

「仕込み場所」は必要

通常の飲食店では、下準備から調理、販売までを固定店舗内で行うことができます。ですが、キッチンカーという設備が不完全な環境の中では、下準備となる「材料を切る・粉を混ぜる」といった「仕込み」ができません。

食中毒の原因となる菌が付着・混入しやすいからです。そのため、仕込み作業を行う「仕込み場所」が必要となります。
仕込み場所についても、管轄の保健所によって概念が異なります。ローストビーフ丼の調理方法を具体的に保健所に伝え、どの調理過程が仕込みに該当するのかを確認すると安心です。

仕込み場所が必要となる場合、キッチンカーとは別に保健所の営業許可証を取得しなければなりません。

ローストビーフを作るために必要な設備

オーブン
ローストビーフは高温で表面に焼き色をつけた塊肉を、オーブンでじっくり中まで火を通して仕上げます。オーブンで調理する場合、肉の大きさによって温度調節が難しいため、フライパンを使って蒸し焼きにする方法もあります。また、湯銭温度を一定に保つことができる低温調理器を利用するのもおすすめです。
ミートスライサー
出来上がったローストビーフを、包丁で1枚ずつスライスして盛り付けるのは、お客様に対して最高のパフォーマンスになります。ですが、同じ厚さにスライスするのが難しい場合は、ミートスライサーを利用するのもひとつの方法です。
フライパン
塊肉の表面に高温で焼き色をつけるために必要なフライパンは、熱が均一に伝わる厚めの鉄製がおすすめです。BBQ用の厚い鉄板なら一度に沢山焼けるので、イベントなど仕込みの量が多い時に便利です。
料理用デジタル温度計
キッチンカーでの販売では食中毒の危険性も考えて、中までしっかりと温度を確認して調理するのも重要になります。肉に刺して温度を測るデジタル体温計なら、中心の温度までしっかり確認できるのであると便利です。

必要な資格・許可

キッチンカー(フードトラック)を開業するためには、管轄の保健所に営業許可を申請しなければなりません。そのためには、食品衛生責任者の資格と飲食店営業許可証が必要になります。
食品衛生責任者
食品衛生法では、食品営業を行う場合には、各施設ごとに食品衛生責任者を1名置くことが義務づけられています。

食品衛生責任者の資格を取得するためには、保健所で行われる「食品衛生責任者のための講習会」を受講する必要があります。講習は全国で行われ、1日で終了します。資格に有効期限はありません。

調理師や栄養士などの国家資格を持っている場合は、申請だけで資格を取得することができます。
飲食店営業許可証
営業許可には種類があり、販売するメニューによって異なりまが、ランチメニューには飲食店営業許可証の申請をします。

営業許可は、キッチンカーの営業をする地域の保健所に申請しなければなりません。また、営業許可の条件は各都道府県の保健所によって異なります。申請する時に手間取らないように、あらかじめ管轄の保健所に確認をとるのがおすすめです。

キッチンカー(フードトラック)の看板となるローストビーフ丼を作ろう

ガッツリ食べられるランチメニューとして人気のローストビーフ丼ですが、お客様を惹きつけるためには、看板となるメニューを研究することも大切なポイントになります。

看板メニューを作ろう

キッチンカーを開業する中で最も重要になるのがメニューです。自分の作りたいメニューを自由に販売できる、と思われるかも知れませんがビジネスとして成り立たせるには、お客様を呼び込めるメニューが必要です。

最初から色々なメニューを提供するよりも、こだわり抜いた看板メニューを作りましょう。看板メニューがおいしければ、リピーターや口コミでお客様を増やすことができます。まずは、確実にお客様を呼べる看板メニューを完成させましょう。

看板メニューを作るには

看板メニューを作るには、ローストビーフの美味しいお店を食べ歩き、自分なりに研究し、そこから自分らしく魅力的なローストビーフ丼を作り出しましょう。

盛り付けやパフォーマンスである程度はお客様を集めることはできますが、そこからどれだけリピーターを作れるかが重要なポイントになります。そのためには「徹底的に味にこだわる」ことが重要です。試作・試食・評価を繰り返します。また、複数の人に試食をしてもらい、多くの意見を集めましょう。

味へのこだわりが、お客様に自信をもって提供できる看板メニューを作るためには大切です。

看板メニューを軸にアレンジ

看板メニューが完成して、リピーターが定着したら、アレンジを加えた飽きさせない工夫でメニューを広げていきましょう。

単純にメニューを増やしてしまうと、仕込みや調理に負担がかかってしまいます。看板メニューを軸にアレンジすれば、仕込みの負担も変わらずにメニューを増やせます。

ローストビーフ丼であれば、ぽん酢と柚子胡椒、すりおろし玉ねぎ、大根おろしなど、曜日や週によってタレを変えるだけでメニューの幅を広げられます。

メニューを増やすよりも、看板メニューをアレンジしてお客様を飽きさせない工夫がポイントです。

キッチンカー(フードトラック)でローストビーフ丼を提供するポイント

キッチンカーでローストビーフ丼を販売する際に気を付けたいポイントをご紹介します。

スペースを広く確保するなら大型車両がおすすめ

キッチンカーでローストビーフ丼を販売するためには、ローストビーフをスライスするスペースや盛り付けなど、それなりに広い調理スペースが必要になります。また、電子ジャーなど必要な設備もあるため、トラックタイプのなど大型車両がおすすめです。

難しい火入れは低温調理でクリアできる

塊肉の中心までゆっくり火を通して仕上げるローストビーフですが、火を入れすぎると肉汁が無くなりパサついてしまいます。肉の大きさによって変わる難しい火入れは、ジップロック等を使った真空調理なら失敗なく完璧なローストビーフが作れます。

低温調理器は設定するだけでお湯の温度を一定に保ってくれます。表面に焼き色をつけた塊肉をジップロックなどに入れ、温度設定したお湯に入れて放置するだけで完成です。

一定の温度に設定されているため、少し長く放置しても失敗しないため、経験が少ない人にもおすすめの方法です。

食欲をそそる見た目も重要

固定店舗のように見た目にインパクトのあるローストビーフ丼は無理でも、肉汁やタレ、盛り付けなどの見た目もお客様を惹きつける重要なポイントになります。

お客様の目の前でお肉をスライスし盛り付ける工程を見れるのは、キッチンカーならではの演出です。「手作り・出来たてが味わえる」「目の前で見れる」という演出もお客様の食欲をそそるポイントになります。

キッチンカー(フードトラック)とローストビーフ丼の相性は◎

キッチンカーは料理だけでなく、肉をスライスするなどのパフォーマンスも魅力の一つとなります。

ローストビーフは仕込みが重要となるため、キッチンカーではお肉をスライスして盛り付けるだけなので、短時間でお客様に提供できます。待ち時間も短く、回転率が早いのも特徴です。オリジナリティ溢れるローストビーフ丼で、お客様を惹きつけましょう。

また、開業場所や出店場所に困った時は経験豊富なスタッフのサポートが受けられる「SHOP STOP」に相談するのもおすすめです。