キッチンカー(フードトラック)のラーメン屋を成功させる秘訣とは?

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キッチンカー(フードトラック)のラーメン屋を成功させる秘訣とは?
実店舗に比べ、コストを抑えた開業が可能なキッチンカー。オフィス街のランチタイムや、イベントなどで目にする機会も増えました。その中でも、ラーメンは人気が高く、ラーメン店だけを集めたイベントが全国で開催されるほど。これからキッチンカーでのラーメン屋開業を考えているものの、どう進めればよいのか分からないという方に向けて、開業までの流れや注意すべきポイントをご紹介します。

キッチンカー(フードトラック)のラーメン屋を成功させるには?

起業の第一歩は、「どんな店にしたいか」という計画を固めること。そのヒントとなるよう、「キッチンカーならでは」といえる売り方や、見せ方についてご紹介していきます。

キッチンカー(フードトラック)のラーメン屋はどんどん進化している!

「キッチンカー ラーメン」で検索すると、実にさまざまな店舗のホームページがヒットします。固定店舗と変わらないようなオールステンレスの厨房を配したキッチンカーや、SNSでの情報発信に力を入れているキッチンカーなど、いずれも「最高の一杯」をたくさんのお客様に提供するための取り組みを行っています。ぜひ、たくさんのイベントに足を運び、他店の研究にも力を入れると良いでしょう。

オフィス街にくわえてイベントの需要も◎

ラーメンはいまや、日本人の国民食と言っても過言ではないほどの支持を得ています。
ランチや軽食、夜食など用途も幅広く、季節を問いません。
また、エリアによってはオフィス街のランチ需要も見込めて、イベントでも人気のメニューです。

ただし、水を大量に使うため、オペレーションが複雑になる点を考慮して出店場所を検討したいところ。
汁なし担々麺や、つけ麺、チャーシュー丼などのテイクアウトしやすいメニュー展開を考えるのもオススメです。
また、キッチンカーは「ちょい飲みの場」としての機能も期待されており、まさにラーメンはうってつけのメニューと言えます。
仕事や飲み会の帰りに、キッチンカーのラーメンを求める人々の行列。そんな風景が、これからあちこちで浸透していくかもしれません。

オリジナリティを出すことが成功のカギ!

ラーメンは非常に魅力的なコンテンツである反面、固定店舗を含め強力なライバルが多数存在します。「あえてあのキッチンカーのラーメンを食べたい」と思わせるお店にならなければいけません。
キッチンカーでのラーメン店を成功させるための一番のポイントは、開業前に「どんな場所で、どんな売り方をしたいのか」というお店のコンセプトや出店計画をしっかり固めておくこと。いろいろなイベントに出向いて市場調査をしたり、自分の味を追求したりと、試行錯誤を繰り返した後に実行に移すことが大切でしょう。

開業に必要な免許や資格とは?

次に、キッチンカーでラーメン屋を開業するために必要な手続きや資格について解説します。

「食品衛生責任者」資格を取得する(講習会の参加だけでOK)

まず取得したいのは、食品衛生責任者の資格です。
これは、各都道府県などの食品衛生協会が主催している講習会を受講することで取得が可能です。
なお、この資格はどこの会場で取得しても全国で通用します。
資格の有効期限はありませんが、定期的に実施される講習会があるので、ぜひそちらに参加しましょう。

講習会の実施スケジュールは各自治体によって異なるため、最寄りの保健所に問い合わせてみてください。
受講に際しては、事前に申込書を送付し、返送された受付表を当日持参して参加します。
講習会は計6時間となり、以下の内容についての講習を受けます。

【講習会の内容:計6時間】
・衛生法規 2時間
・公衆衛生学 1時間
・食品衛生学 3時間(テスト含む)

保健所で移動販売車の営業許可を取得する

キッチンカーとして営業するためには、保健所の営業許可を取得する必要があります。
取得にあたって、押さえておきたいのが以下の3つのポイントです。

仕込み場所と営業場所が異なる場合は、それぞれの管轄する保健所の営業許可が必要
ここでの「仕込み場所」とは、食品の調理、包装や給水タンクへの給水、器具の洗浄、消毒、食品や包材の保管場所を指します。キッチンカー内だけで仕込みが完了したり、仕込みの必要がないメニューを提供したりする場合は、営業場所のみの営業許可を取得すればOKです。

保健所によって審査基準が異なる
実は保健所によって審査基準が微妙に異なる場合があります。保健所のホームページなどにもキッチンカーの審査基準が掲載されているので、ぜひ事前に確認や問い合わせをすることをオススメします。

・販売するメニューの組み合わせによっては、複数の種類の営業許可が必要
営業許可にはいくつかの種類があり、提供するメニューによって取得すべき営業許可が変わってきます。
ラーメンの場合に取得するのは「飲食店営業許可」ですが、同時にドリンク類も販売するとなれば「喫茶店営業許可」の取得も必要になります。

営業許可の申請に必要なもの

営業許可の申請に必要なものは次の通りです。

東京都の場合
1.営業許可申請書
2.営業設備の大要・配置図
3.営業の大要
4.仕込場所の営業許可書の写し(営業許可がある場合)
5.許可申請手数料
6.登記事項証明書(法人のみ)
7.食品衛生責任者の資格を証明するもの(食品衛生責任者手帳等)

まずは仕込み場所の営業許可を取得してから、販売場所の営業許可を申請しましょう。

保健所がチェックするポイント

保健所がチェックするのは「調理営業車として安全な営業ができるか」という点です。
たとえば、以下のような項目をチェックされます。

・運転席と調理スペースが完全に仕切られているか
・給水タンクと排水タンクの容量が充分にあるか
・食品などが、扉付きの収納ケースなどで衛生的に保管されているか
・換気に問題はないか
・換気口からの害虫侵入を防ぐため、窓などが設置されているか
・手洗い場には石鹸や消毒剤が常備されており、清潔を保てる状態か
・ゴミ箱にはフタが設置されているか

ラーメン屋に適したキッチンカー(フードトラック)とは?

では、ラーメン屋に適したキッチンカーとはどんなものなのでしょうか。十分な調理スペースの確保や、必要な設備を搭載できるかなど、車選びのポイントをご紹介します。

広いスペースが必要なラーメン作りには大型車両がおすすめ

ラーメン作りには大量の水を使うほか、大きな寸胴鍋や冷凍ストッカー、冷蔵庫などの設備も必要なため、ある程度広い調理スペースが求められます。スムーズなオペレーションや安全性からみても、ゆとりを持てる大型車両が適していると言えるでしょう。
2~3人が立てるくらいの大型車両なら作業効率も上がり、提供できるメニュー数も増やせるでしょう。

なお、本来であれば、保健所の規定により移動販売車は席を設けることができませんが、ビルやイベント主催者が飲食フリースペースとしてテーブルや椅子を近くに用意することは可能。こういった場所での出店ならば、お客様にアツアツのラーメンをその場で食べてもらうことができます。効率面やサービスの充実など、自分がやりたいことを具体的に実現できるようなキッチンカーを選びましょう。

給水・排水タンクの容量がポイント!

うどんやラーメンなど、麺を茹でるときやスープにたくさんの水を使うキッチンカーの場合、給水・排水タンクの容量に気を配る必要があります。というのも、扱うメニューの数や内容によって、必要な給水・排水タンクの容量が変わってきます。東京都の場合を例に、基準を見ていきましょう。

<東京都の場合:給水・排水タンク容量の基準>
・喫茶店営業:40リットル以上(商材は単一品目、加工調理に大量の水は使わない、使い捨て容器を使用)
・飲食店営業:80リットル以上(商材は複数品目、加工調理に大量の水は使わない)
・上記以外:200リットル以上(大量の水を使う商材)

ラーメンは、200リットル以上のタンクが必要となるため、軽自動車をベース車両にするのは難しいでしょう。
中古のキッチンカーを購入する場合も、必ずタンクのサイズを確認してください。

オペレーションや導線を考えて

限られた車内のスペースでスムーズにラーメンを作るためには、固定店舗以上にオペレーションに気を配る必要があります。お客様に、アツアツのおいしいラーメンをスピーディに提供するためにはどうすれば良いのか、たとえば以下のような点を意識すると良いでしょう。

・メニュー数
・什器や備品の配置
・麺の茹で時間
・トッピングの仕方
・一度に何杯作るか
・ピークタイムを乗り切る工夫(メニュー数を限定するなど)
・わかりやすいメニューの表示、看板の内容 など

キッチンカー(フードトラック)でのラーメン屋開業の不安を解消!

ラーメンは人気メニューのひとつですが、必要な設備の多さやオペレーションの複雑さなどから、キッチンカー初心者には敷居が高いと感じるかもしれません。確かに、自分でイチから車両を製作して開業を進めるのは大変な道のり。

そこでオススメしたいのが、プロの力を借りて効率よく開業を実現する方法。
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