「フェイスシールド+α」でコロナに負けないキッチンカー(移動販売)の営業体制を整えよう

開業前のポイント
「フェイスシールド+α」でコロナに負けないキッチンカー(移動販売)の営業体制を整えよう
フェイスシールドは、がれきや化学物質、感染性物質から顔を保護する個人防護具の1つです。コロナ禍での営業において徹底した感染症対策は必須。この記事では、フェイスシールドの役割や購入方法、手作りする方法を解説します。また、キッチンカー(移動販売車)でできる、フェイスシールド以外の感染症対策も確認しておきましょう。

フェイスシールドの役割

キッチンカーを運営する上で、フェイスシールドの導入を検討されている方も多いかもしれません。まずは感染症対策において、フェイスシールドが果たす役割を解説します。

ウイルスを含む飛沫から保護する

フェイスシールドは口と鼻のみを覆うマスクに比べ、目の粘膜も同時に保護できます。コロナウイルスはウイルスを含む飛沫を介して、目の粘膜(結膜)からも感染するとされているため、目を保護する上でフェイスシールドは有効です。

同じく目を保護する器具にゴーグルがありますが、ゴーグルと比べてフェイスシールドは、目から鼻、口にかけての広範囲をカバーできる、装着感が軽い、視野が広くて見やすいなどの利点があります。

フェイスシールドの購入方法と価格

フェイスシールドを手に入れたいけれど、どこで購入したら良いかわからない方もいるのではないでしょうか。ここではフェイスシールドの購入方法と価格について解説します。

通販や店舗で購入できる

フェイスシールドはネット通販や店舗で購入できます。主に医療用品店や業務用品店などで取り扱いがありますが、品切れが発生していることもあるので注意を。

またフェイスシールド以外に、口のみを覆うサリバガードという透明なマスクのような商品もあります。サリバガードはフェイスシールドより軽量性に優れ、フェイスシールドはサリバガードより防護性に優れているなど、それぞれ長所があるので用途に合わせて選択すると良いでしょう。

価格は1枚200~300円前後

フェイスシールドの価格は機能や品質にもよりますが、1枚200~300円前後。ネット通販では5枚~10枚をセットで販売しているケースが多いです。アクリルの透明度が高く視界がクリアに見えるものなど、高性能なフェイスシールドは価格が上がる傾向にあります。

100枚など、大量に注文すると安くなるケースもあるので、知り合いや同業者とシェアするのもおすすめです。

フェイスシールドの使い方

フェイスシールドは消毒や洗浄といったメンテナンスを行うことで、繰り返し使用が可能です。フェイスシールドの使用と、お手入れ方法について見ていきましょう。

外側の表面を触らないように外す

フェイスシールドの装着前に手洗い・アルコール消毒液による手指の消毒を行い、清潔な手で着用します。取り付け後は顔全体がフェイスシールドで覆われているか、鏡を見て微調整を。

着用したら、バンドがゆるんで落ちてこないか、アクリル板の部分が外れないか確認します。外す際は、外側の表面がウイルスを含む飛沫で汚染されている可能性があるため、アクリル板でなくヘッドバンドの部分をつかんで外すのがコツです。外した後も忘れず、手洗いと手指の消毒をします。

使用後はアルコールで拭く

使用後のフェイスシールドは、アルコール消毒液で拭いて除菌すると繰り返し使えます。消毒の際はゴム手袋をはめ、まずフェイスシールドの内側を消毒液で拭き、次に外側を拭くと外側の汚れが広まらず安心です。アルコール消毒液の代わりに次亜塩素酸を薄めた消毒液を使う場合は、人体に害が無いようフェイスシールドの外側にのみ使用を。次亜塩素酸を薄めた液で拭いた場合は、仕上げに水拭きが必要です。

消毒後はタオルなどで水気を拭き取り、乾燥させます。フェイスシールドが目に見えて汚れている場合は、洗剤で洗って汚れを落とすと良いでしょう。しっかり固定できないなど、フェイスシールドが損傷した場合は廃棄して新しいものに交換しておきます。

フェイスシールドを手作りする方法

フェイスシールドを導入したくても、品切れで購入できないケースがあるかもしれません。実はフェイスシールドは手芸店や百円ショップ、ホームセンターなどで手に入る材料から、簡単に手作りすることができます。

フェイスシールドの材料を用意する

まず始めに、フェイスシールドの材料を揃えます。手芸用のアクリルテープ(25ミリメートル幅・厚み2ミリメートル程度)を30センチメートル、織ゴム(25ミリメートル幅)を25センチメートル、布などに使う手芸用の強力両面テープ(30ミリメートル幅)を1個、手芸用仮止めクリップ2個の用意を。加えて百均のカードケースを解体するなどして、A4サイズの透明なプラスチックの板を1枚手に入れておきます。

プラスチックの板はOHPシートなどでも代用可能です。視界を確保するため、透明度の高いものが良いでしょう。あまりやわらかいものだと使いにくいため、ある程度固さがあるものがおすすめです。また、道具としてハサミと定規を手元に置いておきます。

アクリルテープでヘッドバンドを作る

材料が揃ったらアクリルテープを30センチメートル、織ゴムを25ミリメートルに切ります。続けて両面テープを25ミリメートルの長さに切り、織ゴムの端に接着を。

織ゴムの両面テープのシールをはがしてアクリルテープにつければ、ヘッドバンド部分が完成です。一度頭に装着し、こめかみの位置を確認しておきます。

プラスチックの板を取り付ける

ヘッドバンドが完成したら、仮止めクリップをこめかみの位置に両面テープで貼り付けます。プラスチックの板を横向きに、クリップへ取り付けて完成です。プラスチックの板の角が気になる場合は、角を丸めるか、顎のラインに沿ってカットするときれいなシルエットになります。

フェイスシールド以外にできる6つの感染症対策

キッチンカーのコロナ対策として、フェイスシールド以外にも工夫できる部分はあります。お客様の安心安全のために、キッチンカーができる感染症対策を6つ紹介します。

1.マスクを併用する

WHOによると、飛沫を防ぐ効果はマスクの方がフェイスシールドより効果が上であると言われています。フェイスシールドは顔の広い面積を保護することができる一方、側面や下部分が空いており、ウイルスの侵入を完全に防ぐことが難しいためです。

医療機関においては、必ずフェイスシールドと医療用マスクはセットで使います。万全な感染防止対策としては、フェイスシールドを使用する際にマスクを併用するのが望ましいでしょう。

2.消毒液で除菌する

キッチンカー設備の除菌には、ハイターなどの次亜塩素酸を薄めた消毒液もしくはアルコール製品で消毒をすることが有効です。特に従業員やお客様の手がよく触れる場所は、こまめに消毒を。

従業員の手指の消毒も、手洗い後に忘れず行います。お客様用にはカウンターやトッピング台など手の取りやすい位置に、アルコール消毒液を設置しましょう。

3.手洗いとうがいを徹底する

安心して利用できるキッチンカー作りの基本として、従業員の手洗いとうがいの徹底は欠かせません。調理前、トイレ後、キッチンカーから出入りした後などに、こまめに手洗いすることを習慣付けます。

4.パーテーションを設置する

飛沫感染防止として、カウンターにパーテーションを設置するのも良い対策です。パーテーションで店の内外が仕切られていれば、お客様も従業員も安心して注文のやり取りができます。また現金の受け渡しはトレイを経由することで、より感染防止に配慮している印象に。

5.換気と検温を実施する

他に効果的な対策として、換気扇を回す、窓を開けるなどしてキッチンカー内部を換気する方法があります。窓を複数開けると、風の通り道ができてより効果的に。また、毎日従業員の検温を行い、体調が悪いときは休むなどの判断も必要です。

6.ソーシャルディスタンスが保たれる工夫をする

キッチンカーでは注文待ちのお客様が列に並ぶ際に、密集・密接となる恐れがあります。ソーシャルディスタンスを保つ工夫として、お客様が並ぶ際に自然と間隔が空くよう、テープなどで目印を置くとわかりやすいですね。

フェイスシールド活用で安心できるキッチンカー(移動販売車)に

フェイスシールドは目の粘膜からの感染が防止できるだけでなく、感染症対策をしっかりしているお店として、お客様に安全な印象を与えることができます。ただし、フェイスシールドは下や側面からの感染を防げないため、それだけでは対策として不十分。他の感染症対策と併用して、より安心して利用できるキッチンカーを目指しましょう。